「私の部屋から海とモン・サン・ミシェルが見えました。堂々としたモン・サン・ミシェルをあなたは誇らしく感じたでしょうが、モン・サン・ミシェルもあなたのことを美しい人だと思ったことでしょう」
セヴィニエ夫人から自分の娘への書簡
「陸では8里、海では15里先からでも目に入るモン・サン・ミシェルは、中世の彫刻をあしらった巨岩に乗る気高く驚異的なピラミッドのようだ。その巨大な塊は、ある時はケオプスの砂漠、そしてある時はテネリフェの海となる」
ヴィクトル・ユーゴー
ブルターニュ地方にも近いモン・サン・ミシェルは、ヨーロッパ最大の大潮が広がる巨大な湾の中心にそびえ立っています。
1979年にユネスコの世界遺産に指定されたモン・サン・ミシェルには年間300万人以上の人々が訪れます。エッフェル塔とヴェルサイユ宮殿に続く、フランス第3の観光名所です。
「西洋の驚異」とも呼ばれるモン・サン・ミシェルは、岩に覆われた周囲約1km、高さ約80mの離れ小島の上に築かれました。
サン・ミシェル (大天使ミカエル) が出現し、オベール司教が修道院の建設を開始したのは708年のことです。
完成してすぐ、モン・サン・ミシェルは主要な巡礼地となりました。
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